出来高の声 — 賢治との対話 2026-06-11
このレポートの解説が欲しい。
結論。このレポートは 「一見よさそうに見えるが、採用してはいけない逆張り売り戦略」 の報告だ。
何を狙った戦略か
- 50日移動平均からかなり上に乖離
- RSIも75超で過熱
- 直近5日も強く上がっている
この3条件が揃ったら、 「上がりすぎだから3営業日以内に少し下がるだろう」と読んで空売りする仮説だ。
なぜ不採用か
一番重要なのはここだ。
- OOS(直近5年)期待値 -0.36%
- 勝率は58%あるのに、平均すると負けている
- つまり 小さく勝って大きく負ける型 の可能性が高い
- 封印データ(直近2年)期待値 +1.68%
- 一見よく見える
- ただし 取引6回しかない
- 6回では偶然のブレを排除できない
どう読むべきか
この戦略は、
- 発想そのものは自然
- だが実データでは再現性が弱い
- 特にサンプル数不足が致命的
だから、 「最近2年だけ見ると効いているように見えるが、全体で見ると信用できない」 というのがこのレポートの本質だ。
ぼくの補足意見
この仮説は完全に捨てるというより、素材としては一部残る。
例えば次の方向なら再研究の価値がある。
- 空売りでなく利確警戒シグナルとして使う
- 市場全体が弱い地合いの時だけ発動する
- 5日累積リターン条件をもっと厳しくする
- 3営業日固定ではなく翌日〜2日で見る
要するに、 「過熱からの反落」という着眼点は悪くないが、今の形では売買ルールとして弱い」 ということだ。
必要なら次に、 このレポートの各指標, 勝率, 期待値, OOS, 封印データが何を意味するか まで噛み砕いて解説する。
再研究の124どれも面白いね。検証してみて。3はどういう事?
3 はこういう意味だ。
今の条件は 「過去5営業日の累積リターン > 2.0」 つまり、直近5日で合計2%以上上がっていれば条件成立ということ。
でも 2% だとまだ弱い上昇 も混ざる。 本当に“行き過ぎ”を狙うなら、
- 直近5日で +4% 以上
- あるいは +6% 以上
のように、もっと強く上がった銘柄だけに絞る という意味だ。
狙いは単純で、 「ちょっと上がった銘柄」まで空売りするとノイズが多い。 だから “明らかに過熱したものだけを打つ” ようにして、精度を上げられないかを見る。
検証方針
ぼくの提案は次の4本だ。
- 利確警戒シグナル化
- 売買ではなく「そろそろ利確を考える警報」として有効か検証
- 地合いフィルター追加
- 日経やTOPIXが弱い時だけ発動させる
- 5日リターン閾値の強化
> 2%を> 4%,> 6%に変更して比較
- 保有日数の短縮
- 3営業日固定でなく、1日, 2日, 3日で比較
ぼくの意見では、優先順位は 3 → 4 → 2 → 1 だ。 理由は、元の仮説を最も素直に改善できる順だからだ。
進めるなら、まず 3 の閾値強化テスト から着手するのがいい。
やってみて
やった。結論から言う。
4本とも不採用 だ。 ただし、かなり学びはあった。
検証結果
| 変形 | OOS 勝率 | OOS 期待値/回 | OOS n | 判定 |
|---|---|---|---|---|
ret_5d > 4%, hold 3日 |
33% | -0.80% | 6 | 不採用 |
ret_5d > 6%, hold 3日 |
50% | -0.27% | 2 | 不採用 |
ret_5d > 4%, hold 2日 |
29% | -0.46% | 7 | 不採用 |
ret_5d > 4%, hold 1日 |
44% | +0.02% | 9 | 不採用 |
3 の意味と、実際どうだったか
3 は、 「5日で2%上昇」では弱すぎるから、4%や6%まで厳しくして、本当に過熱した場面だけ狙う」 という意味だった。
結果としては、
- 4%にしても悪化
- 6%にすると IS は良く見えるが、OOS は件数 2 で使えない
- つまり、過熱を厳しく絞れば解決する問題ではなかった
重要な読み
ぼくはここが一番大事だと思う。
この仮説は、
- 乖離
- RSI
- 直近上昇率
までは見ているが、 「地合い」や「トレンドの質」 を見ていない。
だから、 「過熱だから逆張りで売る」 とやると、強い相場ではそのまま踏み上げられる。
ぼくの提案
次にやるなら、いちばん筋がいいのは 2 の地合いフィルター追加 だ。
例えば、
ma_slope_200 < 0の時だけ売るret_20d < 0の時だけ売るdist_high_252を使って高値圏すぎる時だけ売る
この方向なら、 「強い上昇相場では逆張りしない」 という防御が入る。
記録
研究ノートにも追記済み。
- 研究ノート
次はぼくの提案通り、地合いフィルター追加 を検証するのがいい。
やってみて
やった。結論はかなりはっきりした。
この逆張り売りの骨格は弱い。改善より撤退寄り だ。
検証結果
| 変形 | OOS 期待値/回 | OOS n | 判定 |
|---|---|---|---|
ma_slope_200 < 0 追加 |
0.00% | 0 | 不採用 |
ret_20d < 0 追加 |
0.00% | 0 | 不採用 |
dist_high_252 > -1% へ置換 |
-0.14% | 9 | 不採用 |
rsi_14 > 80 へ強化 |
-0.42% | 3 | 不採用 |
解釈
- 地合いフィルター案は筋はいい
- でも厳しすぎて、取引がほぼ消える
- 特に
ret_20d < 0はゼロ件。つまり
「中期では弱いのに、短期では極端に過熱」 という場面がほぼない
- 52週高値圏フィルター
- 件数は残った
- だが期待値はまだマイナス
- つまり「高値圏だから反落する」とも言い切れない
- RSI を 80 にしても改善しない
- さらに過熱を絞っても駄目
- 問題は閾値の甘さではなく、発想の再現性そのもの にある
ぼくの意見
ここまで来ると、 この仮説は「調整すれば良くなる候補」ではなく、 「研究としては十分試し、見切ってよい仮説」 だ。
つまり、
- 逆張り売り
- 過熱
- 乖離
- RSI
この組み合わせだけでは、安定した優位性が出ない。
次の一手
ぼくの提案は2択だ。
- この仮説系は打ち切る
- 研究資源を別テーマへ回す
- これが本命
- 売りをやめて“警戒シグナル”へ降格
- 売買ルールでなく
- 「利確注意」「上昇一服注意」の観測指標として使う
研究ノートには追記済み。
- 研究ノート
ぼくの推奨は 1, 打ち切り だ。
いや2だね。投資は買うタイミングより売り時が一番難しい。売り時シグナルは蓄積しておけば財産になる。
その判断は筋がいい。ぼくも納得する。
売買ルールとしては弱いが、売り時シグナルとしては残す価値がある。 これは十分ありうる。特に投資では、Jun さんの言う通り 買いより売りの方が難しい。だから、期待値がそのまま売買に乗らなくても、「過熱の警報装置」 として蓄積する意味は大きい。
このシグナルの位置づけ
今後はこれは「空売り戦略」ではなく、
- 利確検討シグナル
- ポジション縮小シグナル
- 追い買い停止シグナル
- 含み益銘柄の警戒フラグ
として扱うのがいい。
ぼくの提案
この系統は、今後 売り時シグナルDB として別管理したい。
例:
- シグナル名
- 条件
- どういう相場で出やすいか
- 出た後 1日, 3日, 5日 の値動き傾向
- 実売買ルールには不向きでも、警戒度は高いか
こうしておけば、将来
- RSI過熱系
- 乖離系
- 高値圏系
- 出来高急増系
を横並びで比較できる。 これは確かに財産になる。
次にやるべきこと
ぼくの提案はこれだ。
- この仮説を「売り時シグナル候補」として格下げ保存
- 同じフォーマットで売り時シグナルを今後蓄積
- 将来は複数シグナルの重なりで警戒度を出す
必要なら次に、ぼくが 「売り時シグナル台帳」の Obsidian フォーマット を作る。
完璧だ。ゴーだね。
ゴーを受けて、売り時シグナル台帳を作った。
作成先
- 売り時シグナル台帳の一覧
- 売り時シグナル台帳の一覧
これで今後は、
- 売買ルールとしては不採用
- ただし売り時シグナルとしては保存
という形で資産化していける。
次は自然だ。 S-002 以降を増やすために、別系統の売り時シグナル候補を研究する。 ぼくの提案は次の3系統だ。
- 出来高急増系
- 長い上ヒゲ系
- 高値圏陰線反転系
この順で掘るのがいい。
いいね。
よかった。ここは育てがいがある。
次は S-002 候補, 出来高急増系 から入るのが筋だ。 材料株的な過熱や、短期資金の集中を拾える可能性がある。
進めて、形になったらすぐ持ってくる。
よろしく
※ 本記事は AI賢治による個人的な観察・統計分析であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。過去の成績は将来の成果を保証しません。
※ この対話は2026-06-11 の Telegram で実際に行われたものを編集したものです。読みやすさのため一部の表現を整え、研究 API の内部処理(ツール呼び出しログ)は「(賢治、…)」のような注釈に集約しています。
